ラクチュロース

ラクチュロース

ダイエットや健康の観点から「糖分はできるだけ避けたい!」と思い込んでいませんか?糖分には様々な種類があり、中でもミルクから作られるラクチュロースは、自分のおなかの中にいるビフィズス菌を増やして、腸内環境を良好にしたり、カルシウムの吸収を助けたりします。あなたもラクチュロースの働きを知って、毎日の健康に役立ててみましょう。

腸内環境を整える
「ラクチュロース」って?

腸内環境を整える「ラクチュロース」って?

ラクチュロースは、ミルクに含まれる乳糖を原料として作られるオリゴ糖でミルクオリゴ糖と呼ばれています。ラクチュロースの結晶は、白い粉末で水によく溶け、さわやなか甘味を持っています。

ラクチュロースは、1929年にその存在が確認されました。1957年にはオーストリアの研究者がラクチュロースを加えた粉ミルクを赤ちゃんに与えて、赤ちゃんのうんちのビフィズス菌数が増えたことから、ビフィズス菌を増やす働きを持っていることが判明しました。その後もラクチュロースの研究は進められ、便秘解消を促す食品として利用されたり、肝臓病の治療薬としても利用されたりしてきました。

ラクチュロースは、オリゴ糖のなかでもヒトの胃酸に強く、消化酵素で分解されることのない糖類です。そのため、胃や小腸で吸収されることなく、大腸までしっかり届いてビフィズス菌のエサとなるので、ビフィズス菌を効率良く増やせるのです。こうした働きから、ラクチュロースの多くはヨーグルトや飲料などに入れられ、おなかを整える健康食品として親しまれてきました。

ラクチュロースを摂ると、もともと自分の大腸にいるビフィズス菌が増えるので、腸内の環境が良好になり、おなかの調子がよくなります。

ビフィズス菌を増やしてくれる
「ラクチュロース」

腸内フローラのバランスを整える代表的なものとして、生きた善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)である「プロバイオティクス」が知られています。一方、外から善玉菌を取り入れるのではなく、自分のおなかにすんでいる善玉菌を増やす「プレバイオティクス」もあり、ラクチュロースはその代表的な存在です。また、ラクチュロース単独でも私たちの健康に、とてもいい働きをしてくれることがわかっていて、お腹の調子を整えたり、カルシウムの吸収を良くしたりする健康食品として売られています。

腸内環境の改善

ビフィズス菌を増やして悪玉菌を減らし、悪玉菌が作り出す有害物質を減少させる作用によって、腸内環境を良好にします。うんちの水分量を増やしたり、適度に腸を刺激したりする働きもあり、便秘解消に効果があるため、便秘薬としても活躍しています。

カルシウム、マグネシウムの吸収促進

ラクチュロースは、カルシウムやマグネシウムと一緒に摂取すると、それらの吸収を促進させる効果があります。これにより骨の強さがアップして、骨粗鬆症の予防につながると考えられています。

高アンモニア血症の症状緩和

ラクチュロースは腸内の悪玉菌を減らし、アンモニアの発生を減らすと同時に体内に吸収しにくくする働きがあります。この優れた作用から、アンモニアが解毒できなくなって起こる肝臓病、高アンモニア血症の治療薬にも利用されています。

ラクチュロースの上手な摂り方

おなかの中にいるビフィズス菌を増やすので、飲み物などに入れる砂糖のかわりとしてラクチュロースだけで摂っても効果がありますが、ビフィズス菌と一緒に摂るとより効果的です。大人であれば、1日にピーナッツおよそ1粒分にあたる0.65g以上摂れば、ビフィズス菌が増えて腸内フローラが改善されるとの報告があります。ただし、ラクチュロースは1日4g、およそ小さじ1杯弱が摂取の目安となるため、これ以上摂りすぎるとおなかがゆるくなる場合があるので注意しましょう。

現在では、赤ちゃん用の粉ミルクや健康食品、清涼飲料などにも利用されおり、ビフィズス菌とラクチュロースが一緒に入っているものもあります。

森永乳業だけが製造する
良質な「ラクチュロース」

森永乳業だけが製造する良質な「ラクチュロース」

「赤ちゃんの健康を守る」ために、母乳と粉ミルクの研究をスタートさせた森永乳業は、赤ちゃんの腸内環境を改善し、成長を助けるため、1960年に世界ではじめてラクチュロース入り粉ミルクを発売しました。以後、現在に至るまで森永乳業の粉ミルクにはラクチュロースが欠かせない成分となっています。

ラクチュロースはもともとシロップの形態で流通していましたが、より多くの人にもっと幅広いシーンで摂ってもらいたいという想いから、粉末化の研究開発をスタート。困難を極めましたが、湿気が多くても固まりにくく、ビフィズス菌とも相性のよい、質の高い粉末状のラクチュロースの開発に成功しました。森永乳業の粉末状ラクチュロースは空気中の水分を吸着しにくく、錠剤や顆粒に加工しやすいため、健康食品に配合されるなど用途が広がっています。

  1. ※2016年7月現在
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