腸活の実践で美肌と健康を手に入れる

腸活の実践で美肌と健康を手に入れる

腸活で腸内環境が良好になれば、美と健康のどちらも叶うといわれています。果たして、腸内環境が整うことで本当に美しくなったり健康になったりするのでしょうか?そのように言われる理由や、効果的な腸活の方法について見てみましょう。

腸活とは何か

腸内には、およそ1000種類・100兆個以上の腸内細菌が生息しており、バランスをとりながら共存しています。「腸活」とは、腸内環境を整えて全身を健康的で美しく、コンディションを良好にする方法を指します。

腸内環境が整っているというのは、腸内細菌から短鎖脂肪酸やビタミンなどが十分産生され、我々の健康を維持するために役立ってくれている状態であると考えられます。腸内環境が整うことで期待できるさまざまな恩恵には、下記のようなものがあります。

●美肌・美容効果
腸内に存在するビフィズス菌などは、美肌に有効なビタミンB群を生成します。反対に腸内には腐敗産物を産生する細菌も存在しており、肌あれやニキビ、湿疹などのトラブルを招くと考えられています。

●ダイエットにもおすすめ
腸内細菌が生成する脂肪酸が、腸内にあるエネルギー代謝に関係する受容体を刺激することで、代謝が促進されます。

●便秘解消にも
ビフィズス菌や乳酸菌が産生する短鎖脂肪酸によって、腸内環境が整い腸のぜん動運動が活発になります。それにより便通が改善されます。

●疲労回復効果
ビフィズス菌や乳酸菌によって疲労の軽減や回復に効果的なビタミンB群が生成されます。

●善玉菌による食物繊維消化
ヒトが消化することのできない食物繊維やオリゴ糖を、大腸にすむビフィズス菌などの善玉菌が分解し、健康維持に欠かせない短鎖脂肪酸を産生します。

●有害物質の生成を抑制
善玉菌が短鎖脂肪酸を産生し、腸内を酸性にすることによって悪玉菌の増殖が抑制されます。

●免疫力を調整
体中の6~7割にもおよぶ免疫細胞は腸管に集まっており、善玉菌が免疫細胞を刺激することによって、免疫力が調節され、ウイルスや病原菌から身体を守ります。免疫力が調節されることで花粉症などのアレルギー性の疾患やインフルエンザ感染の予防を期待できます。

このように、腸が健康状態にあるとさまざまな恩恵を期待できるのです。腸内環境を良好に保つことが、腸活への第一歩だといえるでしょう。

腸活の正しい方法

それでは、正しく腸活を行うためには何が必要なのでしょうか。腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることや便秘の改善が大切ですが、以下のような方法があります。

●腸内環境を整える食べ物を摂る
食物繊維が多く含まれる野菜や果物、ビフィズス菌や乳酸菌が含まれる醗酵食品、善玉菌を増やすオリゴ糖などが含まれる食品を摂取しましょう。

・食物繊維
たけのこ、海草類、ごぼうなどに含まれています。

・善玉菌が含まれる食品
乳酸菌やビフィズス菌が含まれる食品を直接摂取することによって、腸内に善玉菌を補充します。食品としては、乳酸菌飲料、ヨーグルト、納豆などに含まれています。

・オリゴ糖を含む食品
善玉菌の栄養源となるオリゴ糖を摂取して、もともと腸内に生息する善玉菌を増殖させます。食品で摂取する他にも、特定保健用食品などを活用することも可能です。食品ではたまねぎや大豆、ごぼうなどに含まれています。

●朝の排便
毎日の朝食後に便意の有無にかかわらずトイレに行って、排便のリズムをつくり便秘を予防します。また、普段から便意を我慢しないことも大切です。便意を我慢し続けると、肛門付近の感覚が鈍くなってしまい、便秘の悪化につながります。

●適度な運動
毎日10~15分程度の適度な運動を習慣づけます。

●水分補給
毎日、コップに7~8杯程度の水を飲むことで便秘を改善します。

●マッサージ
入浴中などに、腹部を右回りに「の」字をなぞるようにマッサージしてみましょう。腸の動きを改善します。

●身体を温める
腸は温めると活発に働くようになります。入浴でも同様の効果があります。

腸活で腸内環境が整えることで、心身ともに健康な状態を目指しましょう。美肌効果やダイエットを助ける効果も期待できますよ。


監修医師

いそむらファミリークリニック 院長
磯村 幸範 先生

ビフィズス菌

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体に良い働きをしてくれるビフィズス菌って、そもそもどんな菌なのでしょう?
腸は、食べ物と一緒に入ってくるウイルスや細菌、腸にすみつく悪玉菌がはびこる危険な場所です。
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