腸内環境を整える効果のある食べ物

腸内環境を整える効果のある食べ物

腸は消化吸収、排泄に関わるだけではなく、さまざまな役割を担う重要な消化器官です。腸内環境を整えることは健康維持にもつながりますが、そのためには腸内細菌のバランスを整えることが大切だと考えられています。ここでは、腸内環境と腸内細菌のバランスについて見てみましょう。

理想的な腸内環境

腸には、数種類の細菌が100兆個以上生息していると言われています。身体の健康をつかさどる腸内環境には、この腸内細菌が大きく関わっており、理想的な腸内環境は短鎖脂肪酸やビタミンなどが十分産生され、我々の健康を維持するために役立っている状態であると考えられています。その反対に、腸内細菌のバランスが崩れてしまうと腸内環境も悪化し、アンモニアや硫化水素などの有害物質がつくられて、様々な疾患の発症リスクが高まってしまうと考えられています。

腸の働き

腸は消化吸収や排泄だけではなく、脳からの指令なしに独自で判断して働く力を持っています。また、腸内に生息する腸内細菌は食物繊維を分解したり、感染を予防したりする働きをしています。腸の主な役割には以下のようなものがあります。

●食べ物の消化
食べ物の消化を行います。小腸の方が胃よりも多く消化の役割を担っています。

●栄養の吸収
生命活動に必要な水分や栄養素を身体に吸収します。

●毒素の排出
身体にとって吸収されなかった毒素や老廃物などを糞便として体外に排出します。

●免疫機能
体の中の6~7割にもおよぶ免疫細胞が腸管に集まっており、常に病原菌などの外敵から身体を守っています。また、腸内細菌は免疫システムが正常に働くよう助けます。

腸内環境を整える効果のある食べ物

腸内環境を整えるためには、善玉菌を直接摂取する方法と、もともと腸内に生息する善玉菌を増やす方法があります。

●ヨーグルトや乳酸菌を含む食べ物など
ヨーグルトや乳酸菌飲料、漬け物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含有する食品を直接摂取してとり入れる方法があります。摂取した善玉菌は長く腸内に留まらないため、毎日摂取することが望ましいでしょう。

●大豆や健康食品など
善玉菌の栄養源となるオリゴ糖や食物繊維を摂取する方法があります。これによって、もともと腸内に生息する善玉菌を増殖させて腸内環境を整えます。オリゴ糖は大豆やごぼう、たまねぎなどの根菜類に多く含まれています。その他にも、オリゴ糖を含んだ健康食品を摂取する方法もあります。食物繊維には便の量を増加させる役割があり、便秘解消にも繋がります。また、腸内の善玉菌や短鎖脂肪酸を増やすことで、様々な疾病予防につながるとも考えられています。

腸内環境の改善は健康の維持に繋がる

身体の健康に影響する腸内環境は、腸内細菌のバランスによって左右されます。すでにお伝えした通り、腸内細菌が乱れると、さまざまな体調不良のリスクにつながると考えられています。腸内環境を整えて、つねに良い腸内バランスを保つことが健康維持・増進に役立つでしょう。


監修医師

かおるクリニック 院長
佐藤 薫 先生

ビフィズス菌

ビフィズス菌

体に良い働きをしてくれるビフィズス菌って、そもそもどんな菌なのでしょう?
腸は、食べ物と一緒に入ってくるウイルスや細菌、腸にすみつく悪玉菌がはびこる危険な場所です。
私たちがいつも健康でいられるのは、ビフィズス菌がそうした敵の増殖を抑えて、おなかの中をいつも安全に保っているからです。
そんな人の健康に欠かせないビフィズス菌について、くわしくご紹介します!

「ビフィズス菌」をもっと詳しく
知りたい方はこちら
上矢印