風邪をひきやすい、よく喉が痛くなる。こんな症状は、免疫力が低下しているサインかも!?

風邪をひきやすい?免疫力低下のサインかも?

「風邪をひきやすく、なかなか治りません。これって、体力が落ちているのかしら?」「体力が落ちている」と感じるのは、細菌やウイルス等の外敵から体を守る力、つまり免疫力が下がっているからかもしれません。免疫力が下がってきたら、風邪が治りにくいだけでなく、体に様々なサインが現れますので、自分の体の声によく耳を傾け、免疫力がアップする生活を心がけましょう。

知らず知らずに「免疫力」が
下がっていませんか?

【免疫力低下のサイン】

  • □風邪をひきやすい
  • □去年もかかったのに、またインフルエンザになった
  • □寝不足が続くとすぐ扁桃腺炎になる
  • □仕事が忙しくなると口唇ヘルペスになる
  • □疲れがたまり帯状疱疹になったことがある
  • □歯ブラシが当たっただけで口内炎になる
  • □寝不足のせいか肌荒れや目の下のクマが気になる
  • □足を清潔にしているはずなのに水虫になった
  • □仕事が忙しい時、突発性難聴になった
  • □しっかり歯磨きしているつもりなのに、歯周病と言われた
  • □便秘が続いている
  • □時々下痢をする
  • □何度も膀胱炎や尿道炎を繰り返している
  • □何度も性器ヘルペスにかかる
  • □時々、カンジダになることがある

上の項目にいくつ当てはまりますか? これらはすべて免疫力が低下している時に起きやすい症状や病気です。1つでも当てはまる人は、今の生活を見直して、免疫力をアップさせる生活習慣に切り替えましょう。

免疫力が低下していると
発症しやすい「感染症」

空気中や水、土など、どこにでもいる細菌、ウイルス、カビといった微生物たち。もちろん人間の体の表面にもたくさん存在します。これらが人の体内に侵入し増殖することで引き起こされる疾患を「感染症」といいます。

目やに、ニキビ、吹き出物、口内炎、水虫などは、日常的に接触する菌によって引き起こされる感染症。通常は、人の体内にある免疫細胞が発症を防いでくれますが、ひとたび免疫力が下がると、微生物たちが幅をきかせて、これらの症状や病気が現れます。

1年に何度も風邪をひく、という人がいます。そのひとたちに聞くと、「仕事が忙しいから」とか、「もともと体力がないのよね」と諦めてしまっているようです。
しかし、細菌やウイルス、カビたちに負けないように、下がった免疫力を戻しさえすれば健康な体を保てるはずです。

免疫力が低下すると
活発に動き出す「悪玉菌」

皮膚の表面や口腔内、腸内、肺、気管支、尿管などには、常に細菌やウイルスがいて、人と共生しています。これら「常在菌」は、善玉菌と悪玉菌が一定の割合を保って活動し、腸の消化活動を助けたり、肌の潤いを守ったりして、天然のバリア機能としての働きも持っています。

免疫力が正常に働いている間は、バランスが保たれているこれらの善玉菌と悪玉菌も、免疫力が低下すると悪玉菌が優位になってしまい、便秘や下痢、歯周病などの原因の一つになると考えられています。
例えば水疱瘡(水ぼうそう)にかかったことがあると、水疱瘡が治った後も「水痘・帯状疱疹ウイルス」が体の神経節内に潜伏し続けて、免疫力が低下すると性器ヘルペス、口唇ヘルペス、帯状疱疹などとして発症してしまいます。

神経節に隠れている口腔ヘルペスウィルス

免疫力のメカニズムを知って、
免疫力の低下を防ごう!

免疫細胞は、血液中の白血球だったり、皮膚や粘膜を守る樹状細胞だったり、体のいたるところに存在します。それらは自律神経と深く関係しあい、体の防御機能に関わるのです。

免疫力と深く関わる自律神経

免疫力と深く関わる自律神経

・体中に存在する免疫細胞の働き

細菌やウイルスなどの外敵が入ってきた時、私たちの体はまず皮膚や鼻、口などの「粘膜」で排除します。それらのガードを突破した外敵に対しては、「樹状細胞」や「白血球」が、外敵の情報を別の免疫細胞に知らせながら、外敵を攻撃して排除します。

・主な免疫細胞と働き

【樹状細胞】

外界に触れる皮膚や胃、小腸や大腸などの腸管、肺などにいて、体内に外敵が入ってきたことを他の免疫細胞に伝えます。

【白血球】

主に血液に含まれていて、全身を隈なく巡っています。白血球は様々な免疫細胞で構成されており、主な免疫細胞には下記のようなものがあります。

・マクロファージ

血液の中に入ってきた外敵を丸飲みしながら、別の免疫細胞に外敵の侵入を知らせます。

・ヘルパーT細胞

樹状細胞やマクロファージからの知らせを受け、さらに他の免疫細胞に情報を伝達します。

・NK(ナチュラルキラー)細胞

常に体内をパトロールしていて、外敵が侵入すると他の免疫細胞からの情報や指令がなくても外敵を攻撃します。

・顆粒球

主に細菌類を攻撃して食べます。

・キラーT細胞

ウイルスやがん細胞を見つけると攻撃します。

これらの免疫細胞の働きで、私たちの体は守られているわけです。

白血球の構成

白血球の構成

・加齢とともに下がる免疫力

しかし、数々の免疫細胞の働きがピークに達するのは20歳前後。そのあとは、加齢とともに低下していくことがわかっています。

免疫機能の中心・NK細胞は
50代で20代の約半分の活性に

免疫機能の中心・NK細胞は50代で20代の約半分の活性に

同一条件で同時に、臍帯血から90代までの人の末梢血中内にあるNK活性率を測定しました。年齢を重ねてもNK細胞の数は変わりませんが、活性はどんどん下がります。20~30代に高まった活性はそれ以降下がり始めます。そのためウイルスなどによる感染症やがんのリクスも高まります。

データ:『現代科学』1984年11月「老化と免疫」多田・奥村を改変

自律神経のバランスが保たれていれば、顆粒球とリンパ球の数も安定しています。しかし、バランスの崩れた状態が続くと、免疫細胞が体の中の有益な細胞まで攻撃したり、外敵への対応能力が落ちたりして免疫力が低下します。

「自律神経のバランスが乱れる」理由に、ストレスや寝不足、食事バランスの乱れ、喫煙、運動不足、冷えなどが考えられます。このような生活習慣を改善することで、自律神経のバランスが整い、免疫力もアップすることが期待できます。

免疫力を高める成分
「ラクトフェリン」

「オギャー!」
と、産まれたばかりの赤ちゃんには、様々な細菌やウイルスなどが襲いかかります。何しろこれまでお母さんのお腹の中で守られてきたのですから、そのまま細菌やウイルスに感染したらひとたまりもありません。
でも、安心してください。
産まれたばかりの赤ちゃんが最初にお母さんのおっぱいから口にする“初乳”には、感染から体を守るとても強い免疫成分が含まれているのです。それが「ラクトフェリン」。

最近では、ラクトフェリンがNK(ナチュラルキラー)細胞(前述)の働きを高めることがわかってきました。
また、免疫細胞の60%が集まっていると言われる腸内でも、ラクトフェリンが免疫細胞を活性化させると考えられます。

免疫力を高める成分「ラクトフェリン」

ラクトフェリンは母乳だけでなく、涙、鼻汁、唾液、尿のような外部と接触する部分にも含まれています。つまり、体の中に入ろうとするあらゆる細菌やウイルスから自分自身を守る力がラクトフェリンにはあるのです。

加齢とともに低下してしまう免疫力ですが、ラクトフェリンを摂取することで、免疫力を正常に機能させることができるのです。現在、ラクトフェリンを摂取することで、どのような症状に効果があるのか、様々な研究が世界中で進められています。

〈文責〉
からだにいいこと

ラクトフェリン

ラクトフェリン

へその緒でつながってお母さんのお腹のなかで大事に育てられてきた赤ちゃんは、産声を上げた途端、さまざまな病原菌にさらされます。このとき赤ちゃんを感染症から守ってくれるのが母乳に含まれる「ラクトフェリン」です。
哺乳動物は、丈夫に命をつなぐため、母乳から強く生きるチカラを授かるのです。そして今、ラクトフェリンには赤ちゃんをすこやかに育むだけでない驚くべきチカラが存在することが注目されています。

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